暑さが少し和らいだからでしょうか。
ちょっと丁寧にコーヒーを淹れてみようかという気持ちになりました。
スタバでのエスプレッソローストのディカフェ豆を、今回は挽いてもらわずに、豆のままで買ってきたので、週末はゆっくりと、豆から挽きたてのコーヒーを淹れて、のんびりとコーヒータイムを過ごそうと思います。
こんなときに欲しいのは、素敵なコーヒーのお供です。そう、アテです。
そうだ、コーヒーケーキーを焼こう!
コーヒーケーキとは
コーヒーそのものが入っているケーキではなく、コーヒーと一緒に味わうのにぴったりのケーキのこと
ほろ苦いコーヒーの風味を引き立てるため、甘みが強く、少しずっしりとした食感のものが一般的です。
シナモンの香りがアクセントになったり、クルミやピーカンナッツなどのナッツがトッピングされたり、砂糖を混ぜて作るクランブル(シュトロイゼル)がかかったものなど、様々な種類があります。
コーヒーとの相性がよければ、どんなケーキでもコーヒーケーキと呼んでもよさそう・・・
好きなものだけ入れて、自分の淹れたコーヒーに合う、自分専用のコーヒーケーキを作ってみよう!と珍しくやる気がふつふつ
きのぽのきのぽによるきのぽのためのケーキ
アンリのフィナンシェとクルミっ子を足したようなケーキが作りたい
きのぽのお気に入りのコーヒーのお供といえば、フィナンシェ!
アーモンドプードルをたっぷり使ったしっとりとした味わいが大好きです
昔の大きなサイズのアンリのフィナンシェをもう一度食べたい!
それから、クルミっ子!
初めてお土産でいただいた時から、大ファン
せっかく手間暇をかけて作るなら、大好きなアーモンドプードルとクルミをたっぷり使ったケーキを作りたいと思い、いざ買い出しへ
クルミとアーモンドプードルの最小単位が100gだったので、これらを基準として、ケーキレシピを考えることにしました。
アーモンドプードル、くるみたっぷりのコーヒーケーキレシピ
40年以上前に購入したメリー・南さんのレシピ本をひっくり返してみると、コーヒーケーキのレシピを発見
昔作った懐かしい味を参考に、手元にある材料で簡単にアレンジしてみました。
- 小麦粉:75g
- アーモンドプードル:100g
- 砂糖:120g
- 卵:4個
- バター:125g(有塩でもOK 今回は2/3を有塩バターにしました。)
- クルミ:80g
- ブラウンシュガー:80g
- バター:35g
- 牛乳:30cc
下準備
- オーブンを170℃に予熱する。
- 型にクッキングシートを敷いておく。
- 卵3個を卵黄と卵白に分ける。
- バターをレンジで溶かす。
- クルミを麺棒などで叩いて、小さなかけらにする(叩きすぎて粉にしてはダメ)。
作り方
ケーキの部分
- メレンゲ作り: 卵白に砂糖(大さじ1程)を加え、角が立つまでしっかりと泡立てる。
- 生地作り: ボウルに小麦粉、アーモンドプードル、砂糖、卵黄3個、全卵1個を入れ、泡立て器でよく混ぜる。溶かしたバターを加えてさらに混ぜる。
- 2のボウルにラップをかけて、冷蔵庫で15分程休ませる。
- メレンゲと生地を合わせる: 2のボウルに1のメレンゲを3回に分けて加え、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせる。
- 焼く: 型に生地を流し込み、170℃に予熱したオーブンで30分〜35分焼く。竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がり。
電動泡だて器があると便利
電動泡だて器がなければ、メレンゲは卵白を、飛び散らない容器(密閉容器、プロテインシェーカー、ペットボトルなど)に入れて、楽しく踊りながら振れば、泡立ちます。
もちろん泡だて器で頑張っても◎
クルミの用意
- クルミ75g、ブラウンシュガー75g、牛乳30cc、バター30gを鍋に入れ、中火で加熱します。
- 焦げ付かないように注意しながら、木べらなどで混ぜ合わせ、クルミにしっかりと砂糖液が絡むまで煮詰めます。
きのぽはホットクックを使用しました
ホットクックを使う場合は、「手動煮込み(混ぜない)」モードで2-2、10分加熱します。
仕上げ
- 焼き上がったケーキの上に、用意したクルミをのせます。
- 200℃に予熱したオーブンで7分焼いて、焼き色がつくまで加熱します。
- バターの加熱: レンジでバターを溶かす際は、ラップをかけて飛び散りを防ぎましょう。100円均一などで売っているレンジ用カバーがあると便利です。
- 混ぜる順番: 材料を混ぜる順番は特に決まっていませんが、卵白を最初に泡立ててから、同じ泡立て器で続けて生地作りを行うと、洗い物が減ります。
- 焼き時間: オーブンの機種によって焼き時間が異なる場合があります。焼き色がつき、竹串を刺して生の生地がついてこなければ焼き上がりです。
補足
- クルミの用意は、砂糖とバターが溶けて高温になるので注意しましょう。
水分があると飛び散りが危ないので気をつけましょう。
危ないので、無理にキャラメリゼする必要はありません
今回はアーモンドプードル、くるみの量に合わせて調整しましたが、家にある材料で、適当にアレンジして作ってみても大丈夫!
パウンドケーキは、砂糖、卵、小麦粉、バターをほぼ同量で作るのが基本で、ここに自分の好みで微調整を入れます。
例えば、卵1個を50gと考えると、他の材料の分量も調整しやすくなりますよ
今回は甘じょっぱさを出すために、2/3は有塩バターを使いましたが、全部を有塩でも、無塩でもおいしく作れます。ここはお好みで
ディカフェコーヒーとコーヒーケーキの相性は?
出来上がったケーキは、焼き立てよりも1日寝かせた方が、しっとり感が増してより美味しいです。
簡単なのに、フィナンシェの風味もあります
クルミはキャラメリゼまで煮詰めませんでしたが、完全に煮詰めきっていないものを生地にのせて焼いたことで、ケーキ生地がしっとりとして、フィナンシェのような食感に
クルミ部分はキャラメリゼしていないので、クルミっ子と別物ですが、風味豊かなアクセントになっています。
ドリップコーヒーにミルクとフォームミルクを加え、カフェミスト風にして淹れた一杯と一緒にいただくと、アーモンドのしっとりとした食感と、クルミの風味がコーヒーによく合い、おうちコーヒー成功!
ナッツたっぷりのケーキなので、ラテンアメリカ系のコーヒーと合いそうですね。
たまのお菓子作りはリフレッシュもできて楽しい!
クルミの食感を残そうと大きめに砕いたため、ケーキをカットする際に少し苦労しました。
次回はもう少し細かく砕いてみようと思います。