
美味しいデカフェ紅茶に出会ってから、ぐんと紅茶の登場が増えたきのぽ家
そうなってくると、お茶のお供にあれが欲しくなりますよね。

スコーン♪
最近はせっせと、お茶のお供に手作りスコーンを焼いています。
きっかけは、江口和明さんのレシピ本「江口和明の英国菓子」
フードプロセッサーを手放してからというもの、スコーン作りの最初の難関?である「バターを細かく刻む作業」が億劫で、手作りスコーンにはすっかりご無沙汰していました。
特に最近のように気温が上がってくると、手作業でバターを刻んだり、チーズおろしでおろしたりするのは、バターが溶けてベタベタになりがちで、本当に大変なんですよね・・・
そんなある日、本屋さんでパラパラと眺めていた江口さんのレシピ本「江口和明の英国菓子」
そこには「溶かしバター」で作るスコーンのレシピが!
「これなら!」と早速購入し、作ってみることにしました。
これです⇩
溶かしバターでスコーン作り


正直なところ、最初は半信半疑・・・
これまできのぽが見てきたスコーンのレシピは、どれもバターを小豆大に刻むものばかり
「溶かしバターで作ると、食感はスコーンよりもアメリカンビスケットっぽいのかな?」なんて思ったりも
まぁ、スコーンもアメリカンビスケットもどちらも好きなので、「どっちでも美味しいならいいか!」と気楽な気持ちでスタート
作り方は至って簡単!
溶かしバターを使用するので、バターを刻む手間も、バターがだれてしまう心配もありません。
ただ順に、材料を混ぜていくだけ
フードプロセッサーなしで、こんなにも手軽に美味しいスコーンが作れるなんて!
溶かしバターを使う分、サックリほろっとした食感を出すために、生地を何度か折りたたむ工程は余分にあります。
でも、あのバターを刻む作業に比べれば、全く手間だと感じません!
きのぽの場合、作業台にラップを敷き、その上に生地を乗せ、さらに上からもラップをかぶせて綿棒で伸ばし、折りたたんでいったので、生地がくっつく心配もなく、洗い物も最小限
ストレスフリーで作業が進みました!
家の強力粉がなかったのと、小麦粉もギリギリだったので、打ち粉は使わず、サランラップの上に記事をのせて、その上からサランラップで覆って、綿棒で伸ばしました。
くっつかなくて大成功
大きさが直径5cmのセルクルがいい感じ
このレシピが気に入った理由は、溶かしバターを使う手軽さだけではありません。
まず、推奨されている型の大きさが直径5cmのセルクルだということ。
これ以上大きいと、1個でお腹がいっぱいになりすぎてしまうのですが、この5cmというサイズが、きのぽにとってはまさに理想的!
そして、レシピの親切さもうれしい!
型抜きに際して、「最初に、5個分型抜きをする」と、おおよその個数が明記されているんです。
これが書いてあると、生地をどれくらいの大きさに伸ばせばいいかの目安になるので助かります。
抜き終わったあとの生地のまとめ方の説明もあり
さらに、無駄なく生地を使い切るための、抜き終わったあとの生地のまとめ方についても、詳しく解説されています。



こちらのレシピの場合は、重ねずにひとまとめにするのが良いそう
プロのレシピでは、大量に生地を作って最初のきれいな部分だけを使い、残りの切れ端は商品にしない、という話を聞いたことがあります。
家庭で作る場合は、そんなもったいないことはできませんよね。
いつも、抜き終わったあとの生地のまとめ方について、重ねるべきか、まとめるべきか迷っていたので、親切に書かれていてうれしい!
オーブンの天板を逆さに使う!?
そして、もう一つ「オーブンの天板を逆さに使う」というテクニックも、まさに目から鱗!
天板を逆さにすることで、オーブン庫内の高さの選択肢が格段に増えるんです。
今までお菓子を焼くとき、「あともう少し上で焼きたいな」「もう少し下で焼きたいな」と思っても、天板の上に耐熱皿を重ねるくらいしか高さ調節の方法がありませんでした。
でも、この方法なら、こぼれたり吹き出したりする心配のない焼き菓子であれば、簡単に2〜3cmの高さ調節が可能になります!
冷蔵庫できっちりと冷やしながら作ることが、簡単の秘訣!
今回のレシピでは、生地を冷蔵庫できっちり冷やしながら作業を進めることで、バターが溶け出すこともなく、本当にスムーズに作ることができました。
焼き上がりはこんな感じ!


ちょっと焼き色が濃くなってしまったかもしれませんが、それはご愛嬌ということで^ ^
次回はオーブンの下段で焼いてみようと思います。
半分に割ってみると、中はサックリとしていて、きめも綺麗〜
スコーンのお供は、水切りヨーグルトをたっぷりと


最近は、スコーンに水切りヨーグルトをたっぷりと添えるのがお気に入り
たっぷりとクリームを添えたいのですが、それでは胃がもたれるお年頃・・・
酸味の少ないヨーグルトを水切りして、さっぱりとしたヨーグルトクリームを作り、ジャムと一緒にいただいています。
水切りヨーグルトはこんな感じに、簡易ドリッパーにフィルターを敷いて、水切り
バターを刻んで作るのと、違いはまったく感じません


正直なところ、以前手作業で一生懸命バターを刻んで作っていたスコーンとの違いは、きのぽには分かりませんでした。
とにかく、とっても美味しい!
そして、とっても手軽で簡単!
フードプロセッサーが無くても、こんなに手軽に本格的なスコーンが作れるなら、もうお店で買わなくてもいいかも!
おかげで今週は、毎日自宅でデカフェの紅茶とともに、優雅なクリームティータイムを満喫中
フードプロセッサーが無くて、スコーン作りから遠ざかっていた方、「江口和明の英国菓子」とってもおすすめです!
フードプロセッサー有りの方は、こちらの松之助のスコーンもとってもおすすめ!
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ポットがちょっと雰囲気無い?
いやいやこれが、お手入れが超楽なんです!