ミルクの割合の多い、苦みの少ない、まろやかなコーヒが飲みたい
ここ最近、だんだんとブラックコーヒーがきつくなってきました。
自宅で淹れる超アメリカンは大丈夫なのですが、外で飲むブラックはきのぽには濃くて、胃に負担がかかってしまいます。
コロナ前は、コンディメントバーにミルクやハチミツが置いてあったので、『うっ、思っていたより苦い!』と思っても、何とか味を調整できました。
以前、アメリカーノはアメリカンコーヒーと同じと思って頼んでみたら、
うっ、濃い
コンディメントバーがあって助かった!
しかし、今はオーダー時にお願いするので、後から味を整えるのが難しくなりました。
そんなことから、店頭でメニューの詳細をスタッフさんに質問したいと思いつつも、後ろに人が並んでいると、気が引けて、つい『〇〇ラテ』や『本日のコーヒー』といった無難なメニューばかり頼んでしまう今日この頃
これは良くない!
詳しく調べてみることにしました。
ブレンド?アメリカン?ウインナー?
コメダ、上島珈琲店、ドトールのような日本発のチェーン店では、ブレンド、アメリカン、ウィンナーコーヒーが分かっていれば、他のメニューは名前からだいたい想像できますよね。
これはコーヒーの原材料を示しています。ブレンドは、複数の種類のコーヒー豆を混ぜ合わせたもの
一方、「シングルオリジン」は、一つの国で作られた単一の品種のコーヒー豆のことを指します。
ブレンド以外にも、ブルーマウンテンのように、特定の産地や品種の名前を冠したメニューを提供しているお店もあります。
アメリカンコーヒーは日本で出来た言葉
浅炒りのコーヒー豆を多めのお湯で抽出したコーヒー、または後からお湯を足して薄めたコーヒー
どちらにしても、アメリカンとついたコーヒーは普通のコーヒーより苦味が少なく、薄い味わいのコーヒーです。
後で出てくるアメリカーナとは違います。
こちらも日本でできた言葉
ホイップクリームがたっぷりと乗ったコーヒーです。
「ウィーン風のコーヒー」という意味から、「ウィンナーコーヒー」と呼ばれるように
ウィーンという響きから、ハプスブルク家のような華やかで豊かなイメージが連想され、高級感を感じますね。
ザッハ・トルテにも無糖の生クリームがたっぷりと添えられますし、ザッハトルテの茶色とコーヒーの茶色も同じですし、たしかにウィーンぽい!
ただ、ウィーンは英語ではViennaヴィエナ
ドイツ語でWienなので、ローマ字読みするとウイーン
だから、日本ではウィーンなんですね。
ところで「〇〇風」をあらわす「ナー」はどこからきたのでしょうか。
付けた人はセンスがありますね。
これ飲んでるとウィーンに来たみたいやなぁ
略してウィンゃナー?
エスプレッソ?カフェモカ、マキアートってなんですか?
スターバックス、タリーズ、シアトルズベストコーヒーなどのシアトル発のコーヒーショップが進出してきたあたりから、メニューにエスプレッソやカフェラテといった言葉が登場し、コーヒーのメニューが複雑になったような・・・
スターバックスが世界的に流行するまでは、エスプレッソベースのドリンクはそれほど身近なものではなかったですものね。
むむっ、コーヒーメニューが、コーヒーとエスプレッソの2つの大きな軸に分かれてきました。
エスプレッソベースのドリンクと、それ以外のドリンク
ざっくりと分けると、こんな感じ
- ドリップコーヒー
- コールドブリュー(水出しコーヒー)
- コーヒープレス
- カフェミスト*
- カフェオレ*
*ミルク入り
- エスプレッソ
- アメリカーノ
- カフェラテ*
- カプチーノ*
- カフェモカ*
- マキアート*
- コンパナ*
- フラットホワイト*
*ミルク入り
ディカフェできますか?
エスプレッソメニューなら変更できますよ
と、言われた時は、このエスプレッソチームが変更可能
- ベビチーノ
これは子どもビールの、カプチーノ版みたいなものですね
もちろん大人が飲んでもOK
ミルクの割合が多いのはどれ
各コーヒーショップでは、ミルクの量や抽出するお湯の量など、独自のレシピを持っているため、この表がすべてに当てはまるわけではありません。
それでも、注文の際の参考にしていただければ、想像していたものとぜんぜん違うものが出てくるリスクは減るでしょう・・・
こんな感じ
メニュー | ミルクの割合 | エスプレッソ | 甘味あり |
---|---|---|---|
ベビチーノ | ミルクのみ | ||
カフェラテ | ◯ | ||
カプチーノ | ◯ | ||
カフェモカ | ◯ | ◯ | |
カフェミスト | |||
カフェオレ | |||
コンパナ | ◯生クリーム使用 | ◯ | |
マキアート | ◯ | ||
ラテマキアート | ◯ | ||
フラットホワイト | ◯ | ||
コルタード | ◯ |
濃いのはどれ
メニュー | 濃さ |
---|---|
リストレット(エスプレッソ) | |
エスプレッソ | |
ルンゴ(エスプレッソ) | |
アメリカーノ | |
ドリップ | |
コーヒープレス | コクがあるため濃く感じる |
コールドブリュー | 氷を含む |
アメリカン |
カフェラテ、フラットホワイトって何が違う?アメリカンとアメリカーノは?
さらに詳しく知りたい時はこちらもどうぞ
ミルクはブレべに変更で
前に並んでいる人が、こんなカスタマイズをしているのを聞いたことはありませんか?
ブレベは、ラテをアメリカ流にアレンジしたもので、ブレベミルクを使うのが特徴です。
ブレベミルクは、ミルクの半分を生クリームに替えたもので、よりコクのあるリッチな味わいが特徴です。
カスタマイズでディカフェでもいろいろ楽しめる!
どうですか?
みんなそれぞれにおいしそう
コーヒー豆のモカが苦手なので、カフェモカは避けていましたが、モカの豆が使われているわけではないんですね。
マキアートも、キャラメルマキアートから甘いイメージを持っていたのですが、濃くて、苦そう
イメージと違う!
メニューにない飲み物でも、いろいろなコーヒーメニューを知っていれば、カスタマイズで似たようなものを頼むことができます。
たとえば、スタバでカフェオレを飲みたい時は、カフェミストからフォームミルクを抜いてもらえば、カフェオレに近いものになりますしね。
最近はずっとスタバのデカフェラテだったから、次はカフェミストをベースに、フォームミルクなしでミルク多めでお願いしようかな
ミルクの体積は同じでも、密度をあげて、よりミルキーに
参考文献
- コーヒーは楽しい! コーヒーは楽しい! チュング‐レング トラン セバスチャン・ラシヌー
- 大人のためのコーヒー絵本 アンヌ・カロン
- 新版 THE COFFEE BOOK アネット・モルドヴァ