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夏でも楽しめる!バターを刻まない「椿山荘風」リッチスコーン【おうちアレンジレシピ】

夏でも楽しめる!バターを刻まない「椿山荘風」リッチスコーン【おうちアレンジレシピ】

夏にスコーンを焼くのは、ちょっと・・・

フードプロセッサーを処分してからというもの、バターを冷たいまま細かく刻む作業を思うと、どうしても夏のスコーン作りを避けていました。

せっかくのやる気も、バターと一緒に溶けていく・・・

そんな私の夏のスコーン作りを変えてくれたのが、人気パティシエ・江口和明さんの「溶かしバター」で作るレシピ

これならバターがだれる心配もなく、夏でも気軽にスコーンを楽しめる!と感動〜

もっと他にも、バターを刻まずに作れる方法があるのでは?と思い、本屋さんでレシピ本をめくっていると・・・ありました!

それは、ホテル椿山荘東京の『ホテル椿山荘東京 ~ル・ジャルダン~ アフタヌーンティーレシピ』に載っていたプレーンスコーンの作り方です。

こちらのレシピは溶かしバターではなく、まるでケーキやクッキーのように、バターをクリーム状に泡立て器で混ぜるというもの

早速Kindle版の書籍を購入し、おうちで作ってみることにしました。

こちらです⇩

目次

憧れのホテルスコーンを、おうちで手軽に

椿山荘のレシピは、脂肪分45%という高脂肪の生クリームもたっぷり入る、とてもリッチな生地

材料も強力粉と薄力粉を混ぜ合わせる本格派です。

しかし、家では製菓材料を増やすとすぐに古くなってしまうので、できるだけシンプルな材料で作りたい・・・

そこで今回は、椿山荘のレシピを参考にしつつ、家にすでにある材料で気軽に作れるように、きのぽ流にアレンジして作ってみました。

材料手軽に、アレンジレシピ

材料(約11個分)

  • バター(無塩) 100g(室温に出して柔らかくしておく)
  • グラニュー糖 100g
    • ※私はやさしい甘さの「てんさい糖」を使っています。
  • 卵(Mサイズ) 1個(溶いておく)
  • 生クリーム 100g
    • ※今回はタカナシ乳業の乳脂肪分30%のものを使用しました。
  • プレーンヨーグルト 50g
  • 準強力粉 360g
    • ※今回はリスドォルを使用しました。最初にふるっておきます。
  • ベーキングパウダー 12g
  • 【塗り卵用】
    • 卵黄 1個
    • 水 小さじ1

今回はこのような材料を使用しました⇩

山口製糖 ポット印 ポット印ビート糖(粉末タイプ) 600g

プティパ フランスパン用準強力粉 リスドォル 500g

[冷蔵] 中沢乳業 パントリークリーム 100ml

*今回は生クリーム100gにヨーグルトを50g足しましたが、生クリームのみで150gでもOK

生クリームのみだと、よりリッチな味わいになります

作り方

  1. 準備 オーブンを190℃に予熱

  2. バターを混ぜる ボウルにバターと砂糖を入れ、泡立て器で白っぽくなるまでしっかり混ぜ合わせます。

  3. 卵を加える 溶き卵を3回ほどに分けながら加え、その都度よく混ぜます。分離しないように丁寧に混ぜるのがポイント

  4. 粉類と生クリームを加える ふるった準強力粉とベーキングパウダー、そして生クリームを、それぞれ3回に分けて交互に加えます。木べらでさっくりと切るように混ぜましょう。

  5. 生地を寝かせる 生地をひとまとめにしてラップに包み、冷蔵庫で一晩寝かせます。この時点では少しポロポロしていても大丈夫

  6. 生地をのばして、重ねる(1回目) 翌日、冷蔵庫から生地を取り出します。ラップの上に生地を乗せ、さらにその上からラップをかぶせて、綿棒で2cmほどの厚さにのばします。こうすると打ち粉なしでもくっつきません。 生地をナイフやスケッパーで半分に切り、片方をもう片方の上に乗せます。

  7. 生地をのばして、重ねる(2回目) 再度ラップをかぶせ、綿棒で2cmほどの厚さにのばします。もう一度半分に切り、片方をもう片方の上に乗せ、90度向きを変えます。

  8. 最終的にのばして、冷やす 最後に約1.8cmの厚さにのばし、ラップでしっかりと包みます。
    100円ショップで売っているようなステンレストレーに乗せると、移動させるのが楽になります。
    この状態で、冷蔵庫で3時間ほどしっかりと冷やします。

  9. 型抜き 直径5cmの丸型で型抜きをします。生地がしっかり冷えているので、打ち粉なしでもきれいに抜けるはず。
    まず7個ほど抜き、残りの生地を集めてさらに4個抜きました。

  10. 焼成 天板にクッキングシートを敷き、型抜きした生地を並べます。上面に塗り卵を塗りますが、横に垂れると膨らみが悪くなるので注意
    オーブンの温度を180℃に下げて、25分焼きます。

サクッ、ふわっ!リッチな味わいに感動

さて、焼き上がりですが・・・

今回はうっかり190℃のまま焼いてしまい、少し焼き色が濃くなってしまいました。

やはり、予熱は190℃、焼くときは180℃にするのが良さそうです。

気になるお味ですが、バターに加えてたっぷりの生クリームが入っているため、表面はサクサク、そして中はふんわり

何もつけなくても、これだけで十分リッチな美味しさです。

半分に割ってジャムやメープルシロップをかけたり、もちろん、いつもの水切りヨーグルトとイチゴジャムの組み合わせも最高!

水切りヨーグルトの作り方は、こちらの記事をご覧ください⇩

椿山荘のオリジナルレシピはこちらの書籍に掲載されています。

新装版 ホテル椿山荘東京~ル・ジャルダン~アフタヌーンティーレシピ

夏のスコーン作りを楽にする3つのポイント

今回、私が「これは楽ちん!」と感じたポイントは3つ

  1. バターはポマード状でOK バターを刻む手間がないだけで、気楽さが段違い!

  2. ラップ活用でベタつかない&洗い物削減 生地をのばす時にラップで挟むことで、打ち粉も不要
    作業台も汚れず、後片付けがぐっと楽になります。

  3. 2回の冷蔵でしっかり冷やす バターが溶け出す心配がなく、型抜きが驚くほどスムーズに
    このひと手間で、仕上がりのきれいさが変わります。

おうちで楽しむ、贅沢なクリームティー

全部で11個ほどできたので、その日のうちに食べなかった分は、1個ずつラップに包んでからジップロックに入れて冷凍保存しました。

これで、いつでも気が向いた時に、美味しいディカフェの紅茶とともに、おうちで優雅なクリームティーが楽しめます。

スコーンはもともと家庭で作るお菓子

どんな高級店のレシピでも、ケーキなどに比べるとおうちで再現しやすいのが嬉しいですよね。

材料も比較的シンプルだし

バターの扱いが大変だからと夏のスコーン作りを諦めていた方も、今回の「バターをクリーム状にする」方法なら、きっと気軽に楽しめるはず

ちなみに、今回参考にした椿山荘の本には、他にもサンドイッチやスイーツなど、アフタヌーンティーを彩る素敵なレシピが満載でした。

新装版 ホテル椿山荘東京~ル・ジャルダン~アフタヌーンティーレシピ

ページをめくるだけでも、幸せな気分になれます

この夏は「バターを刻まない」スコーン作りで、おうちカフェを楽しもうと思います。

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